
はじめに
中学受験の願書の準備を入念に進める中で、意外と盲点になりやすいのが願書写真の服装です。
特に初めての受験を迎えるご家庭の場合は、
- 「何を着て撮影すればいいんだろう?」
- 「とりあえずシャツ着せておけば大丈夫かな?」
と迷ってしまう方もいるでしょう。
とはいえ、服装はマナーにかかわる部分なので、できるだけ不備がないようにしたいものですよね。
そこで今回は、受験写真のプロカメラマンの目線から、中学受験の願書写真を撮影する際のシャツについて解説します。
記事でわかること
- 中学受験の願書写真はシャツのみでもOK
- ただしシャツのみよりも上に1枚羽織るのがおすすめ
- 撮影時はシャツのシワ汚れや着こなしに気をつけよう
中学受験の願書写真をシャツのみで撮影しても問題ない?

結論からいうと、志望校から特に指定がない場合はシャツのみでも問題ありません。
襟付きのシャツであればフォーマルめな印象にはなるので、マナー的にも問題なく使用できます。
しかし、シャツのみで撮影した中学受験写真が選考に悪影響をもたらしてしまう場合もあります。具体的に以下で解説していきます。
シャツのみの願書写真が与える印象の危険性

ただし、できればシャツのみだけでなく、上からジャケットやカーディガンなどを1枚着用するのがおすすめです。
主な理由は「シャツのみだとシワや汚れが目立ちやすいため」です。
シワや汚れが見て取れると、ネガティブな印象に繋がりかねません。
外側に1枚羽織ることで、シャツの面積を減らして、シワ汚れが目立つリスクを低減できるのです。
また、カーディガンなどを着用した方が、バランスがよく自然な印象になりやすいという利点もあります。
中学受験の願書写真に適したシャツ

中学受験の願書写真で着用するシャツは「白・無地・長袖」が基本です。
淡く明るい色味であれば水色なども選択肢に入るかもしれませんが、迷ったら白無地を選びましょう。
一般的な直角の襟以外にも、女の子であれば丸目の襟でもOKです。
よほどボタンが派手でなければ、ボタンダウンでも問題ありません。
中学受験の願書写真をシャツのみで撮影する際の着こなし方

実際に中学受験の願書写真をシャツのみで撮影する際は、以下の2点に注意して撮影を行いましょう。
(1) シャツの第一ボタンをとめる
シャツの第一ボタンは留めて撮影を行います。
お子さんによっては第一ボタンを留めるのを嫌がるかもしれませんが、入学後の練習と思って撮影時は留めるようにしましょう。
なお、シャツの首周りは「第一ボタンを留めたときに指が1〜2本入る」くらいが適切と言われています。
実寸に直すと「実際の首周り+2,3cm」ほどです。
首周りが緩すぎてもシワやヨレの原因になるので、服装を準備する段階で試着してチェックしておくことをおすすめします。
(2) シャツの襟が左右対称になるよう整える
シャツの襟が綺麗に左右対称に写ることも重要です。
証明写真は真正面から撮影するため、左右のバランスの乱れは非常に目立ちます。
撮影前にはしっかりと襟にアイロンをかけて、襟の形を整えておきましょう。
アイロンのりを使って襟をパリッとさせておくのもおすすめです。100均でも購入することができます。
白いシャツのみで願書写真を撮影するなら背景色は白以外!

白シャツのみで願書写真を撮影する際には、背景の色にも注意が必要です。
「白背景 × 白シャツ1枚」の写真は、服装と背景が同化してしまっており、やや不自然に写ります。
マナー的に問題があるわけではありませんが、顔が浮いて野暮ったく見えてしまうのです。
白シャツのみで撮影を行う場合は「水色・グレー」などの白以外の背景色で撮影を行うのがおすすめです。
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中学受験写真といえば「スタジオインディ」まとめ
中学受験の願書写真はシャツのみでも問題ありませんが、カーディガンやジャケットなどを着用するのがおすすめです。
シワや汚れの目立ちを防ぎ、印象的にも自然になります。
また、デザイン的には清潔感と常識を兼ね備えた白無地が鉄板です。
これからシャツを購入する場合には、首周りや肩幅などのサイズにも注意することをおすすめします。
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