大学受験写真ではメイクをしてもいい?メイクをする際の注意点やコツを解説します
写真:柘植早紀

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ヘアメイクアーティスト

柘植早紀

ブライダルや舞台のヘアメイクを中心に活躍されるヘアメイクアーティスト。ヘアメイクにとどまらず、アイラッシュや着付け技術も兼ね備えており、インフルエンサーをはじめとした芸能ヘアメイクや、美容専門学校の非常勤講師もされ、スタジオインディでも証明写真のヘアメイクを担当されるなど幅広く活躍している。

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はじめに

大学受験用の証明写真は、あなたの第一印象を左右する大切な1枚です。

  • 「肌荒れが気になるから少し隠したい」
  • 「すっぴんだと顔色が悪く見えるかも・・・」

と悩む受験生も多いでしょう。

この記事では、大学受験写真でのメイクの基本方針と、どうしてもメイクをしたい場合のポイントを具体的に紹介します。

記事でわかること

  • 大学受験/共通テスト写真でノーメイクが推奨される理由
  • 大学受験写真撮影で避けるべきNGメイクの特徴
  • パーツ別の清潔感を損なわない自然なメイク方法
中学・高校・大学受験写真といえば「スタジオインディ」

なぜ大学受験・共通テスト写真はノーメイクがいいの?

大学受験写真はノーメイクが基本!問題にならないメイクをパーツ別に解説7

大学受験写真では、基本的にノーメイク、またはごくナチュラルなメイクが推奨されています。

その理由は、受験写真が「本人確認」を目的としたものであり、清潔感・自然さ・誠実さといった印象が何よりも重視されるからです。
メイクによって顔の印象を大きく変えてしまうと、試験当日に「写真と雰囲気が違う」と感じられてしまう可能性があります。

また、大学は「学びの場」として社会的なマナーや品格を重視するため、自然で清潔感のある見た目が好まれます。

推薦型選抜・総合型選抜(旧AO入試)ではメイクは避ける

推薦型選抜や総合型選抜(旧AO入試)など、面接を伴う入試では特に注意が必要です。

面接官は学力だけでなく、印象や話し方、人柄なども総合的に見ています。
その際、派手なメイクや流行を意識したスタイルは「高校生らしくない」と判断され、マイナス印象になることがあります。

また、面接当日は緊張や照明の影響でメイクが崩れることもあるため、最初からノーメイクまたはごく薄いメイクで撮影し、当日と印象が変わらないようにしておくのが安心です。

大学受験写真でNG!避けた方がいいメイク

大学受験写真はノーメイクが基本!問題にならないメイクをパーツ別に解説3-1

「なるべく盛りたい!」「すっぴんだと顔色が悪く見えるかも…」と感じる受験生も多いですが、大学受験写真ではやりすぎメイクは厳禁です。

ここでは、大学受験写真で避けたい代表的なメイクを2つ紹介します。

NGメイク:ラメなどの派手なメイク

ラメ入りのアイシャドウやツヤ感の強いハイライトは、撮影用のライトを反射してギラついて見えることがあります。

一見おしゃれに見えても、写真では光が強調され、「テカリ」や「油っぽい肌」のように映ってしまう場合があるのです。

また、カラーシャドウや濃いアイラインを使用すると、学生らしい自然さが損なわれ、面接官や試験担当者に派手な印象を与えてしまう原因にもなるので注意しましょう。

NGメイク:厚塗り感のあるメイク

肌荒れや赤みを隠そうとしてファンデーションを厚く塗ると、写真ではのっぺりとした不自然な質感になりがちです。
受験写真は高画質で撮影されるため、厚塗り部分がかえって目立ち、肌のムラや粉っぽさが強調されてしまうこともあります。

また、厚塗りメイクは「隠そうとしている」印象を与え、清潔感よりも作り込まれた印象に見えることもあります。

もし肌トラブルが気になる場合は、無理にカバーせず、写真館でのレタッチを活用するのが賢明です。

【パーツ別】大学受験写真でどうしてもメイクをしたい場合

大学受験写真はノーメイクが基本!問題にならないメイクをパーツ別に解説2-1

「まったくのノーメイクには抵抗がある」「写真写りが悪くなりそうで心配」という方も多いでしょう。

そんなときは、「メイクをしているとわからない程度」にとどめることが大切です。

ポイントは、「受験当日の自分と同じ印象であること」です。
写真と実際の印象が大きく違わないように意識しましょう。

ここでは、大学受験写真に適したナチュラルメイクをパーツごとに紹介します。

ベースメイク

大学受験写真でのベースメイクの基本は、ファンデーションを使わないことです。
下地で肌全体のトーンを整え、気になる箇所(ニキビ跡やクマなど)はコンシーラーで部分的にカバーするのがおすすめです。

おすすめの下地:すっぴんメイカートーンアップUV(INTEGRATE)

大学受験写真はノーメイクが基本!問題にならないメイクをパーツ別に解説8
出典:INTEGRATE|資生堂オンラインストア

すっぴんメイカートーンアップUV(INTEGRATE)は、素肌のような自然さを保ちながら、肌をワントーン明るく見せる下地です。
ナチュラルなツヤ感が出るため、写真でも健康的で清潔感のある印象になります。

さらに、UVカット機能付きで撮影前の移動の際にも安心です。
「厚塗りは避けたいけれど、肌をきれいに見せたい」という受験生にぴったりの一本です。

チーク

チークは血色をほんのり足す程度にとどめましょう。
照明の影響でチークの色が飛びやすいため、撮影後に程よい仕上がりになっているか確認するのがポイントです。

大学受験写真には、ピンクベージュやローズ系の控えめな色味をおすすめします。

おすすめのチーク:ナチュラル チークN ローズベージュ(セザンヌ)

大学受験写真はノーメイクが基本!問題にならないメイクをパーツ別に解説4
出典:セザンヌ化粧品

ナチュラル チークN ローズベージュ(セザンヌ)は、ほんのりとした血色感をプラスできる定番のチークです。
ローズベージュはどんな肌色にもなじみやすく、上品で落ち着いた印象に。

微細なパールが自然な立体感を演出してくれるため、写真でも顔色が明るく見え、健康的な印象を与えます。
「派手さを抑えつつ、明るく見せたい」受験生におすすめです。

アイブロウ

眉は顔全体の印象を左右する重要なパーツです。
しかし、描きすぎたり色を変えすぎると不自然に見えてしまうため、自眉を活かすことを意識しましょう。

毛の薄い部分を軽く書き足し、眉マスカラでトーンを整えるなど、自然な仕上がりがポイントです。

おすすめのアイブロウ:3in1アイブロウ(キャンメイク)

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出典:キャンメイク

3in1アイブロウ(キャンメイク)は、ペンシルとパウダー、ブラシが1本になったアイブロウです。
ふんわり高密着のパウダーはマットな質感で、自然な眉を手早く整えられます。

また、1.5mmの極細ペンシルで細かい部分も描きやすく、ブラシでぼかすことで柔らかくナチュラルな印象です。
清潔感を大切にしたい大学受験写真にもぴったりのアイテムです。

アイメイク

アイメイクは大学受験写真では特に控えめにすることが大切です。

大学受験写真で、アイシャドウやアイラインを使うとメイク感が強く出てしまうため、ビューラーでまつげを軽く整え、透明マスカラで束感を出す程度に留めましょう。
自然に目元を明るく見せながら清潔感を保てます。

おすすめのマスカラ:ラッシュフォーマーEX(クリア)(ケイト)

大学受験写真はノーメイクが基本!問題にならないメイクをパーツ別に解説5
出典:KATE|My Kao Mall

ラッシュフォーマーEX(クリア)(ケイト)は、クリアマスカラ・マスカラ下地・トップコートの3つの機能が1本にまとまった便利なアイテムです。
繊細なクリアカラーで、まつ毛を自然に整えながら、元から長いまつ毛のような仕上がりに。

さらに、オリーブオイル配合でまつ毛をケアしつつ、透明感のある目元を演出できます。

ナチュラルで清潔感のある印象を大切にしたい大学受験写真にぴったりのマスカラです。

リップ

唇の血色が悪いと顔全体が暗く見えてしまうため、ほんのり色づくリップで健康的に見せましょう。

ティントタイプやラメ入りのものは避け、ナチュラルカラーを選ぶのがポイントです。
ピンクベージュやコーラル系など、肌になじむ色味でマットに仕上げるのが好印象です。

おすすめのリップ:リッチケア&カラーリップ(ニベア)

大学受験写真はノーメイクが基本!問題にならないメイクをパーツ別に解説1
出典:ニベア

リッチケア&カラーリップ(ニベア)は、保湿成分をたっぷり配合した色付きリップクリームです。
乾燥を防ぎながら、ほんのりとした自然な色づきで健康的な血色感を与えてくれます。

派手にならず上品な印象に仕上がるため、大学受験写真でも清潔感を保ちながら印象的な口元を演出できます。
ナチュラルメイクにぴったりのリップです。

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まとめ

大学受験写真では、清潔感・自然さ・誠実さが何より大切です。
ノーメイクを基本とし、必要であれば最小限のナチュラルメイクで整えましょう。
派手なメイクは避け、素の魅力を引き出すことが合格への第一歩です。

写真は「あなたの印象を伝える書類の一部」です。
丁寧に準備し、自信をもって提出できる1枚に仕上げましょう。

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