高校受験の証明写真に適したサイズとは?大小サイズミスの対処法も解説
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福井達也

ポートレートや家族写真を中心に撮影活動しているフォトグラファー。バンタンデザイン研究所専門部を卒業後、広告代理店勤務を経て独立。母校で講師も行うなど幅広く活躍されている。

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はじめに

高校受験は2010年代後半から急速にWEB出願が普及し、今までの出願方法とガラッと様式が変わりました。

中でも気をつける準備物の項目として、受験写真のサイズがあります。

プリント写真もデータもサイズに注意が必要ですが、

  • 「どんなサイズを用意すればいいの?」
  • 「うちの子が撮ってきた写真のサイズ合ってる?」

など、色々な疑問や不安があることでしょう。

そこで今回は「高校受験の写真サイズ」について、受験写真のプロカメラマンが解説を行います。

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記事のまとめ

  • 高校受験写真のサイズは募集要項をチェックするのが大事
  • 一般的には「縦4cm×横3cm」がプリント写真の標準サイズ
  • データは「縦600px・横450px」が一般的
中学・高校・大学受験写真といえば「スタジオインディ」

高校受験の証明写真サイズは?一般的な規定

高校受験の願書写真に適したサイズとは?大小サイズミスの対処法も解説1

ミライコンパスなどのWEB出願が主流になった昨今ですが、まだ郵送の出願を採用している高校やコースもあります。

また、出願自体はWEBでも、受験票には別途プリント写真を貼る必要があるケースもあります。

以下では、高校受験における証明写真のサイズについて詳しく解説していきます。

縦4cm×横3cm が標準

高校受験に使うプリント写真のサイズは「縦4cm×横3cm」が一般的です。
これは履歴書に貼る証明写真の標準サイズと同じです。

そのため、写真館やスピード写真機のメニューには、「履歴書写真/その他」のように記載されていることがよくあります。

また、写真館などで「普通のサイズの受験写真です」と注文した場合は、この縦4cm×横3cmのプリント写真をもらうことになります。

サイズは受験校によって異なる!必ず募集要項を確認!

高校によって、異なるサイズのプリント写真を求められることも少なくありません。

出願に関する事項は、高校の募集要項に記載されています。
インターネットで検索すると出てくるので、出願する各校の募集要項はくまなくチェックしましょう。

パソコンの場合は「Ctrl+F/Commad+F」でページ内検索機能を使うと便利です。
スマホでも使えるので、方法を調べて試してみましょう。

学校によっては「縦3.5×横2.5cm」「縦4.5×横3.5cm」などの指定もある

標準の「縦4cm×横3cm」サイズ以外では、以下のようなサイズが指定されることがあります。

  • ・縦3.5×横2.5cm
  • ・縦4.5×横3.5cm
  • ・縦4.5~5cm×横3.5~5cm(幅のあるパターン)

必要なプリント写真のサイズは、写真の撮影前に把握しておく必要があります。
繰り返しになりますが、各校の募集要項は入念にチェックしておきましょう。

高校受験のweb出願用データサイズは?

高校受験の願書写真に適したサイズとは?大小サイズミスの対処法も解説3

WEB出願時には、出願写真をデータとして登録します。
データも学校によって指定が異なることがあるので、前もって募集要項で確認しておくことが重要です。

以下は、多くの高校に採用されている「ミライコンパス」で定められているデータの規格です。

  • 【ミライコンパスで使うデータの規格】
  • ・縦横のピクセル数(px):縦600px・横450px※推奨
  • ・縦横の長さの比率:縦4:横3
  • ・容量:最大3MBまで
  • ・ファイル形式:JPEG(JPG)またはPNG
出典:ミライコンパス顔写真登録ガイド

サイズ以外の規格もありますが、どれも重要です。
間違っていると登録できない項目もあるので、注意しましょう。

なお、ミライコンパス以外の独自のWEB出願システムを採用している学校でも、概ね上記の規格と似通っています。

高校受験写真のサイズを間違えて用意してしまったら?

高校受験の願書写真に適したサイズとは?大小サイズミスの対処法も解説4

中には「すでに用意した高校受験写真のサイズが間違っていた…」という方もいるでしょう。

データであれば編集や調整は比較的自由に行えますが、プリント写真の場合は以下のいずれかの方法で対処してください。

対処法1. 撮影したスタジオでサイズ変更を注文する

写真をスタジオで撮影した場合は、スタジオにサイズ違いの焼き増しを注文すれば解決します。
ただし、この方法は以下に該当するケースでしか使えません。

  • ・撮影した写真スタジオに証明写真データが保管されている
  • ・自分で証明写真データを持参している

つまり、焼き増し用のデータがなければ、当然焼き増しはできないということです。
また「スピード写真プラン」などと呼ばれる、後日の焼き増し不可のかわりに安価なプランを利用した場合も、焼き増しを断られることがあります。

対処法2. 写真屋でサイズ変更だけ注文する

街の写真屋(プリント店)の中には、他店で撮影したデータから焼き増しを行ってくれるところがあります。

また、中にはスタジオ撮影の写真だけでなく、証明写真機やスマホのデータの焼き増しにも対応している写真屋もあります。

例えば、全国各地にある大手プリント店「カメラのキタムラ」では手持ちのデータからの焼き増しに対応しています。

店舗公式HPで情報を探すのは手間がかかるので、気になる写真屋があったら直接問い合わせてみるのがおすすめです。

対処法3. 大きい場合は切り取る(非推奨)

写真が大きすぎる場合のみ、プリント写真を手でカットして調整する方法もあります。
ただし、この方法には以下のようなデメリットがあるため、おすすめできません。

  • ・綺麗にカットするのが難しい
  • ・写真の被写体の比率が変わって不自然になる

カッターでもハサミでも、綺麗に直角にカットするのは意外と難しいものです。
少しでも粗があると、学校からの印象が悪くなるリスクもあるでしょう。

また、カットの程度によっては写真全体に占める被写体の比率が変わるので、不自然な仕上がりになることもあります。
つまり、綺麗に切ったとしてもカットがバレる可能性があるということです。

焼き増しはどんな店舗でも、たいてい数百円程度で完結します。
焼き増しできる選択肢があるなら、無茶はせずに焼き増しの綺麗な写真を使うことをおすすめします。

サイズ一つで願書が受理されないトラブルを避ける!プロに撮影は依頼!

高校受験の願書写真に適したサイズとは?大小サイズミスの対処法も解説2

すでに用意した写真のサイズが異なる場合は、わずかな違いでもそのまま使うのはやめておきましょう。
特にデータの場合は、そもそも登録自体が弾かれてしまう可能性もあります。

プリント写真に不備がある場合は、写真の再提出を求められるのが一般的です。
ただし、この場合も、以下のようなリスクがあります。

  • ・写真を再度準備するのにバタバタする
  • ・学校からの印象が悪くなる

特に面接のある受験方式では要注意です。

また、サイズ以外にも受験写真には気をつけるべきポイントがたくさんあります。
細部まで抜かりなく対策したい方は、受験写真はスタジオのプロに撮ってもらうのがおすすめです。

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高校受験写真の写真サイズのまとめ

高校受験の写真には一般的な標準サイズがあります。
ただし、実際に求められる写真のサイズは、学校によって様々に異なるのが実情です。

大事なのは「各校の募集要項を入念にチェックしておくこと」です。
これは写真サイズだけでなく、服装や髪型などあらゆる項目に言えることでもあります。

ここまで本人も親御さんも受験対策を頑張ってきたからこそ、写真も気を抜かないで対策してくださいね。

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