高校受験における撮影のポイントを解説!おすすめの服装や髪型を解説します
写真:真早流結実

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真早流結実

プロフィール写真をはじめ、モデル広告撮影や、ミセス関西コレクションオフィシャルカメラマン、愛知県大府市パンフレット専任フォトグラファーとして行政関係の撮影も行うなど幅広く20年近く活躍している。

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はじめに

高校受験の願書に貼る証明写真は、受験生本人であることを確認するための重要な書類です。

  • 「高校受験写真のサイズは?何枚あればいいの?」
  • 「高校受験写真はどこで撮ることができるの?」

初めての高校受験ですので、間違いなく受験写真を準備したいですよね。

本記事では、撮影前に知っておくべきルールや身だしなみのポイントを解説します。

撮影のコツを知ることで、スムーズな本人確認好印象につながる受験写真を準備できます。

記事でわかること

  • 高校受験写真の基本ルールと準備すべき項目
  • 男女別の服装/髪型/メイクなど身だしなみのポイント
  • 写真スタジオ/証明写真機/スマホそれぞれの撮影方法の特徴
中学・高校・大学受験写真といえば「スタジオインディ」

高校受験写真の基本ルール

高校受験写真の撮り方を男女別に解説!写真のルールと身だしなみ4

高校受験写真は、試験当日に試験官が写真と受験生本人の容姿を照合するために使われます。
不正防止の観点から、写真と当日の姿が大きく異ならないように準備することが求められます。

推薦入試など面接を伴う場合は、この写真が面接官にとっての第一印象にもなるため、清潔感のある適切な写真を用意しましょう。

基本的なルールとして、本人以外は写さない、真正面から撮る、帽子やウィッグは着用しないといった点を守る必要があります。
過度な画像加工は本人確認の妨げになるため避けましょう。

高校受験写真を撮る前に、確認しておくと安心なポイントを解説していきます。

高校受験写真の準備1:サイズを確認

願書用写真のサイズは多くの場合、「縦4cm×横3cm」です。
このサイズは一般的な証明写真サイズであり、大半の高校入試ではこのサイズを用意すれば問題ありません。

ただし学校によって指定サイズが異なる場合もあるため、必ず受験校の募集要項で写真サイズの指示を確認してください。
写真館や証明写真機で撮影する場合は、撮影時に高校受験用であることを伝えると適切なサイズにプリントできます。

高校受験写真の準備2:背景のルールがないか確認

高校受験写真の背景には、本人確認をスムーズに行うためのルールがあります。

背景の主なルール

  • 背景は無地であること
  • 背景に影が写らないこと
  • 背景に他の人や物が映り込まないこと

これらのルールに沿った背景で撮影することで、受験生の顔が判別しやすくなり、本人確認がスムーズになります。

背景色について指定がない場合は、証明写真で一般的な白・水色・グレーの中から選ぶと良いでしょう。
白背景はスッキリ明るい印象になりますが、白いシャツを着る場合は背景と同化しないよう注意が必要です。

高校受験写真の準備3:何枚準備すべきか

高校受験用の証明写真は、受験する学校の数に応じた枚数に加えて予備を用意しておくのが基本です。

例えば2校受験するなら、2〜4枚のプリント写真に加えて予備を2〜3枚と想定すると、合計「4〜7枚」準備すると安心です。

予備を用意しておくことで、願書の貼付作業で写真を汚してしまったり、紛失してしまったり、直前に志望校を追加したりするトラブルに備えることができます。

高校受験写真の準備4:いつ撮影すべきか

高校受験用写真の撮影時期は出願の1〜3ヶ月前が目安です。
早すぎると撮影から試験日までに容姿が変わってしまい本人確認に支障が出る可能性が高まりますし、遅すぎるとトラブル発生時に締切に間に合わない恐れがあります。

公立高校を受験する場合

公立高校受験の場合、12月〜1月頃が撮影の目安です。
公立高校の受験は1月下旬〜2月下旬に出願というケースが多いため、それに合わせて冬休み前後に撮影すると良いでしょう。
ただし1月は就活シーズンと重なるため写真館の予約が混み合う可能性がある点に注意が必要です。
希望日時に撮影できないリスクを避けるには、できれば12月中に写真を撮っておくと安心です。

私立高校を受験する場合

私立高校受験の場合、撮影時期は11月〜12月頃がおすすめです。

私立は学校によっては12月に出願開始となるところもあり、全体的にも公立より試験日程が早めです。
年明けすぐに試験があるケースもあるため、秋〜初冬のうちに準備しておくと安心です。

受験校の出願スケジュールを確認したうえで、遅くとも年内には写真撮影を済ませておきましょう。

高校受験写真の準備5:データは必要か

近年、インターネット出願を導入する高校が増えており、その際は顔写真データのアップロードが必要になります。

代表的なWeb出願システムである「ミライコンパス」は全国の小・中・高で1,200校以上が導入しており、これを利用する場合は願書写真のデータ提出が必須です。
オンライン出願に対応できる写真データを準備しておくことが強く推奨されます。

ミライコンパスで使うデータの規定

ミライコンパスの写真データ規定は主に次のような内容になっています。

高校受験写真の撮り方を男女別に解説!写真のルールと身だしなみ6
出典:miraicompass

データの規定

  • JPEGまたはPNG形式であること
  • 画像の縦横比が4:3で縦600×横450ピクセル程度
  • ファイルサイズが3MB以下

これらの条件を満たさないと、ミライコンパス上でアップロードエラーになる場合があります。
多くの写真スタジオでは撮影時にこの規定に合わせたデータを用意してくれますが、自分で用意する場合はトリミングや容量調整にも注意しましょう。

【女子の場合】高校受験写真にふさわしいスタイル

高校受験写真の撮り方を男女別に解説!写真のルールと身だしなみ7

女子受験生の場合、服装・髪型・メイクのそれぞれで清潔感と真面目な印象を与えるポイントがあります。
顔立ちがはっきり見えて本人確認がスムーズにできるよう、適切な身だしなみを心がけましょう。

高校受験写真での女子の服装

女子受験生の服装は、在籍中学校の制服がある場合は制服で撮影するのがおすすめです。
中学生にとって制服はフォーマルな正装であり、高校受験用の写真にもふさわしい服装と言えます。

制服が無い場合は、制服に準じたできるだけフォーマルな服装を心がけます。
具体的には、白いブラウス+黒や紺など落ち着いた色のブレザー・カーディガン・ベストの組み合わせがおすすめです。

着こなし注意点

  • 露出が多い服やカジュアルば服は避ける
  • 派手な柄物やパーカーなどは避ける
  • ネックレスなどのアクセサリー類は外す

これらの点に注意することで、清楚で真面目な印象を与える服装になります。

高校受験写真での女子の髪型

女子受験生の髪型は、顔立ちがはっきり見えて清潔感が伝わるよう心がけます。

髪型の注意点

  • 目/耳/輪郭を髪で隠さない
  • 長い髪はまとめる
  • 顔周りの触覚(おくれ毛)は作らない

セミロング・ロングの人は髪をそのまま垂らすと広がってだらしない印象になりがちです。
耳に掛ける、あるいは左右で二つ結びにするなどして髪をまとめると良いでしょう。

前髪が長い場合は眉や目にかからないようカットし、分け目を作っておでこを少し見せると明るい表情になります。

高校受験写真での女子のメイク

高校受験の証明写真において、女子は基本ノーメイクが望ましいとされています。

多くの高校で入学後に生徒の派手なメイクを禁止していること、そして証明写真はあくまで本人確認が目的であることが理由です。

とはいえ、思春期の中学生は肌トラブルが起きやすい時期です。
一時的なコンディションの乱れを整える程度のメイクは問題ありません。

メイクで隠すことが難しいような一時的な肌トラブルであれば、写真館のレタッチを活用する方法もあります。
プロの手で自然な仕上がりにしてもらえます。

【男子の場合】高校受験写真にふさわしいスタイル

高校受験写真の撮り方を男女別に解説!写真のルールと身だしなみ5

男子受験生の写真も、受験写真では服装と髪型で清潔感と誠実さを伝えることが大切です。
真面目な印象をアピールできるよう、適切な身だしなみを心がけましょう。

高校受験写真での男子の服装

男子受験生の場合、基本は在校中の中学制服で撮るのがおすすめです。
学生服(学ラン)やブレザーなど中学校の制服を着用し、着崩さず正しく着ることで真面目な印象をアピールできます。

制服がない場合や私服校の場合は、できるだけフォーマルな服装を意識します。
具体例は、白無地のワイシャツに黒または紺のジャケットやカーディガンがおすすめです。

あるいは白・紺・黒系のシンプルなポロシャツなども挙げられます。

着こなし注意点

  • 原色や派手な柄は避ける
  • フード付きパーカーなどカ
  • ネクタイを締める場合は曲がっていないか確認する

細部まで整えることで、きちんとした生徒だなという印象につながります。

高校受験写真での男子の髪型

男子受験生の髪型も、基本は短く爽やかにまとめて、顔や耳をはっきり見せることがポイントです。

髪型の注意点

  • 前髪が長すぎないようにする
  • サイドの髪で耳を隠さない
  • 襟足は短く整える

前髪が眉や目にかかっていると、写真では重い印象になりがちです。
眉毛が見えるくらいの長さに整え、必要なら横に流すか上げるなどしておでこ・目元をクリアに見せましょう。

横の髪が耳に被さっていたり襟足がはみ出して見えたりすると、写真では野暮ったく見え清潔感に欠けます。
具体的なおすすめ髪型としては、七三分けやベリーショートがおすすめです。

メガネで高校受験する場合は写真もメガネ着用

高校受験写真の撮り方を男女別に解説!写真のルールと身だしなみ2

普段メガネをかけている受験生は、写真撮影時もメガネを着用するのが基本です。
なぜなら、メガネの有無で人相が大きく変わるため、写真だけ裸眼だと当日に本人と印象が異なり本人確認がしにくくなるからです。

ただし、メガネをかけて証明写真を撮る際にはいくつか注意点があります。

メガネをかける際の確認点

  • 照明が反射していないか
  • フレームが目に重なっていないか
  • レンズが汚れていないか

フラッシュや照明がレンズに写り込むと、目元が光って隠れて見えてしまいます。
撮影時にあごの角度を微調整したり、カメラに対する顔の向きを変えて調整しましょう。

高校受験写真を撮る際の表情と姿勢

高校受験写真の撮り方を男女別に解説!写真のルールと身だしなみ1

高校受験写真では、歯を見せない程度に口角を少し上げた微笑がおすすめです。

笑顔を作るときは、歯を見せないよう注意しましょう。
歯が見えるほどの大きな笑顔は日常の表情とかけ離れてしまい、本人確認には逆効果です。

高校受験写真では姿勢も重要です。
撮影の際には、背もたれにもたれかからず、胸を張り背筋をまっすぐ伸ばして座ります。
左右の肩の高さがズレていないかも注意しましょう。

高校受験写真を撮影する方法

高校受験写真の撮り方を男女別に解説!写真のルールと身だしなみ3

高校受験用の証明写真を撮影する方法としては、大きく写真スタジオでプロに撮影してもらう、スピード写真機を使う、自宅でスマホ撮影するの3通りがあります。
それぞれにメリット・デメリットがあり、費用の相場も異なります。

写真スタジオで高校受験写真を撮影する

写真スタジオでの撮影は、費用相場が約2,000円〜10,000円程度です。
基本プラン料金に加え、データ付きやヘアメイク付きなどオプションを付けると上限近くになります。

メリット

  • 受験に適したヘアメイクサービスを利用できる
  • ミライコンパス対応のデータ受け取れる
  • カメラマンが姿勢や表情のアドバイスをしてくれる
  • レタッチ対応で自然に修正してもらえる

デメリット

  • 他の方法に比べ費用負担が大きい
  • 営業時間内に予約/来店する必要がある

写真スタジオ撮影は費用と時間をかけてもクオリティ重視したい人、写真映りに不安があるのでプロの力を借りたい人に向いています。

証明写真機で高校受験写真を撮影する

証明写真機での撮影は、費用相場が約700円〜1,500円程度です。
標準的な証明写真機は800円前後が多く、高機能な美肌補正・データ版受け取り付きの機種だと1,000〜1,200円ほどに値上がりします。

メリット

  • 駅や商業施設などどこでも撮影できる
  • 24時間利用可能な写真機もあり、時間を選ばない
  • 料金が千円前後と安価

デメリット

  • 機械的な照明で顔が暗くなりやすい
  • 出来上がりの写真画質はプロ撮影に劣る
  • 細かな身だしなみチェックが難しい

証明写真機は手軽さ安さとある程度の品質を両立した方法です。
時間も予算も限られている場合の選択肢として有力ですが、可能なら事前に髪型や表情の練習をして、納得のいく写真を撮れるよう準備して臨むと良いでしょう。

スマホで高校受験写真を撮影する

スマホでの撮影は、撮影自体は無料ですが、プリント代が数百円程度かかります。
コンビニのマルチコピー機や写真店のプリント機で証明写真サイズにプリントすれば1枚あたり30〜100円程度で済みます。

メリット

  • 費用が安い
  • 自宅で好きなときに撮影できる
  • 何度でも撮り直し可能

デメリット

  • 画質が劣る
  • 背景など環境準備が難しい
  • 写真のサイズ調整/印刷など手間がかかる

スマホ自宅撮影はコストと気軽さ重視の方法ですが、明らかにスマホで撮ったと分かる粗い写真になってしまうと、面接官によっては準備に手を抜いていると感じる可能性もゼロではありません。

どうしてもスマホで撮る場合は、できるだけ明るい自然光環境で、影の出ない無地背景を用意して撮影し、適切に補正・トリミングするようにしましょう。

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まとめ

高校受験の証明写真は、受験生本人であることを確認するための重要な書類です。
本人確認がスムーズにできるよう、サイズ・背景・撮影時期などの基本ルールを守り、清潔感のある適切な写真を準備しましょう。

撮影方法は写真スタジオ・証明写真機・スマホの3通りがあり、それぞれメリット・デメリットがあるため、予算や時間に応じて選びましょう。

適切な準備をして、自信を持って受験に臨んでください。

中学・高校・大学受験写真といえば「スタジオインディ」