
はじめに
これから大学受験写真を撮影するにあたって、どのような服装や身だしなみで撮影するのがふさわしいのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
特に女子高校生の方は、
- 「大学受験写真は何に気を付けて撮影する?」
- 「メイクはしてもいいの?」
と、悩むことも多いはずです。
大学受験写真・共通テスト写真では本人確認ができれば問題ないため、顔がしっかりと写っていることが大前提です。
その上で、自信をもって提出できる写真を撮影しておくと後悔がありません。
これから高校受験を控えている女子高校生やその保護者の方は、本記事を参考にしてみてください。
記事でわかること
- 大学の募集要項にある写真規程を把握しておく
- 本人確認に支障が出ないような身だしなみの整え方
- 大学受験写真で問題ないメイクの程度
どうやって準備する?大学受験写真の注意点

共通テストや一般入試、総合型選抜等で使われる大学受験写真は、受験当日に本人確認を行う際に使用される重要なものです。
そのため、本人確認に支障が出ないように、学校側から写真についての規定がある場合がほとんどです。
規定を守らずに撮影すると、本人確認に不適切な写真と判断され、撮り直しを要求される可能性があります。
ここでは、写真の規定で気を付けるべきポイントを詳しく解説していきます。
大学受験写真のサイズを募集要項でチェック
大学受験写真のサイズは、「縦4cm×横3cm」が一般的です。
しかし、学校によっては上記以外のサイズで要求してくる場合もあります。
そのため、事前に学校側の募集要項をチェックして、サイズを確認することを徹底しましょう。
学校毎にサイズが異なる場合は、写真スタジオで必要なサイズの写真をプリントしてもらうと手間がなくおすすめです。
大学受験写真に適切な撮影時期
大学受験写真の撮影時期は、エントリー時から3ヶ月以内が一般的です。
撮影時期が早すぎると見た目の印象が変わってしまう可能性も考えられるため、早すぎる撮影は避けましょう。
一般的には、以下のようなスケジュールであることが多いため、参考にしてみてください。
| 出願時期 | 撮影時期の目安 | |
|---|---|---|
| 共通テスト | 9月中旬~10月上旬 | 7月~8月下旬 |
| 私立大学一般選抜 | 12月中旬~3月下旬 | 9月中旬~12月中旬 |
| 国公立大学一般選抜 | 1月下旬~2月上旬 | 10月下旬~12月下旬 |
| 推薦型選抜 | 11月頃~ | 8月~10月頃 |
| 総合選抜型(AO入試) | 9月頃~ | 6月~8月頃 |
大学受験写真は何枚必要?
大学受験写真は、受験する大学につき1枚あれば基本的には、問題ありません。
しかし、貼り付ける際に失敗したり、紛失した場合に困らないように、予備として2〜3枚持っていた方が無難です。
受験シーズンは写真スタジオなどは混み合う可能性が高いです。
また、受験前に勉強に集中したい中で余計な時間を使わないように、予備も一緒に準備しておくことがおすすめです。
また、受験数の急な変更に備えて、写真データを持っておくと焼き増しをすることができ安心です。
大学受験写真の背景の決め方
大学受験写真の背景は無地で、色は白や淡い色で指定されている場合がほとんどです。
背景に柄があったり余計なものが写っていると、本人と背景の境界線がはっきりしないため、本人確認に支障が出る恐れがあります。
同様の理由で濃い色の背景もNGです。
淡い色の背景は境界線がはっきりしやすいため、特別な指定が無い場合は、証明写真として一般的な白や淡い青、淡いグレーを選ぶようにしましょう。
大学受験写真はカラーor白黒
大学受験写真は、特に指定が無ければカラーでも白黒でもOKです。
学校側からの指定が無いかを事前に確認しておくようにしましょう。
白黒のほうがプリントに掛かる費用を抑えることが可能ですが、表情が見えづらく冷たい印象に見えやすいです。
そのため、印象の良い写真を提出したい場合は、カラー写真で提出することをおすすめします。
共通テストを受ける女子学生は「データ」も準備

令和8年度の共通テストから、出願の際に提出する写真はプリント写真ではなく、写真データで提出することになりました。
そのため、共通テストを受験する方は、写真データも準備する必要があります。
共通テストの出願は9月中旬から10月初旬の期間内に行う必要があります。
そのため、9月初旬頃までには、写真データを準備しておくと安心です。
共通テスト写真の撮影時期は事前に指定されているため、撮影前に必ず確認しましょう。
注意点
- データサイズは「5MB」以内
- データ形式は「.jpg」や「.png」「.heic」
- 写真の縦横比は「縦4:横3」のもの
規定に沿っていない場合は使用できない写真と判断され、再提出を求められる可能性があります。
余計な手間を避けるために、規定を必ず守ることが大切です。
何を着る?女子の大学受験写真の服装

大学受験写真はフォーマルな服装で撮影し、カジュアルな服装は避けたほうが無難です。
学校側にマイナスイメージを与えないように、服装もフォーマルなものを選ぶようにしましょう。
具体的におすすめな服装について解説をしていきます。
「スーツ」で大学受験写真を撮影する
スーツはフォーマルな服装の代表格です。
受験する学校によっては、学校の制服がNGの場合もあるため、そのような場合はスーツでの撮影がおすすめです。
大学入学時にスーツが必要になるため、早めに購入しておいても良いでしょう。
スーツを選ぶ際は、フォーマルな黒やネイビー・チャコールグレーなどの色味のものがおすすめです。
柄については無地のものが無難ですが、柄が目立ちにくいシャドーストライプのものでも問題ありません。
「セミフォーマル」で大学受験写真を撮影する
私服で撮影する方は、比較的フォーマルなアイテムを選んで撮影するようにしてください。
おすすめの服装
- インナー:白色の襟付きシャツやブラウス
- 上着:ジャケットやカーディガン
ジャケットやカーディガンの色は黒やネイビーなど落ち着いた色味のアイテムを選ぶようにしましょう。
「制服」で大学受験写真を撮影する
大学受験写真の服装は多くの場合は、学校の制服で撮影しても問題ありません。
制服を着用する際は、主に以下の点に注意して撮影するようにしましょう。
- ・ジャケットなど上着を着用する
- ・ゴミやホコリがついていないか確認する
- ・ネクタイやリボンが曲がっていないか確認する
- ・セーターなどを着用する場合は受験当日に着ていくものにする
制服は学生にとっての正装であるため、服装に迷う場合は制服で撮影するのが無難です。
しかし、学校によっては入学後の学生証に使用するなどの理由から、制服での撮影を禁止している場合もあります。
そのため、必ず受験する大学の写真規定について確認しておくようにしましょう。
メガネで受験する女子学生は写真もメガネで撮影
普段からメガネを掛けている女子学生の方は、写真撮影もメガネを着用した状態で行うようにしましょう。
メガネの有無で見た目の印象が大きく変わるため、本人確認の際に影響する可能性があります。
撮影時に掛け忘れてしまった場合は、学校側に撮り直しが必要かを確認し、学校側からの指示に従うようにしてください。
当日できるヘアスタイルで!女子の大学受験写真の髪型

大学受験写真の髪型は本人確認をスムーズに行うためにも、受験当日と合わせておくことがポイントです。
撮影時にヘアセットを行う際は、受験当日に再現できるようにしておきましょう。
ここでは、女子の髪型についての注意点とおすすめの髪型について具体的に解説します。
女子の大学受験写真の髪型の注意点
本人確認に支障が出ないように、以下の点に注意して撮影を行いましょう。
- ・前髪が目に掛からないようにする
- ・耳や顔の輪郭を隠さないようにする
- ・長い髪の毛は後ろでまとめる
- ・おでこはなるべく出した方が好印象
前髪が目に掛かっていたり、耳や顔の輪郭などの特徴的な部分が隠れている写真は本人確認で支障が出る可能性が高いため、隠れないようにしましょう。
特に、触覚と呼ばれるサイドの髪は、なるべく作らず顔周りを出す方が好印象です。
おでこは必ずしも見えている必要は無いですが、出すことで明るい印象に見せることができます。
女子の大学受験写真におすすめの髪型
大学受験写真におすすめな髪型は以下のものが挙げられます。
- ・ショートボブカットの耳掛けスタイル
- ・ハーフアップ
- ・ポニーテール
ショートカットやボブカットなど比較的髪の毛が短い女子は、サイドの髪を耳に掛けるスタイルが顔周りがすっきりするためおすすめです。
髪の毛のハネなどが出ないようにアイロンなどでストレートに伸ばしておくと清潔感が出て好印象に見えます。
大学受験写真では整える程度のメイクが好印象

女子高校生の場合は特に、写真の印象を少しでも良くするためにメイクをしたいと考える方も多いでしょう。
しかし、大学受験写真はあくまで本人確認の用途で使用されるものです。
そのため、メイクをする場合はナチュラルメイクを心掛けることが重要です。
- ・ベースメイク→トーンアップ効果のある下地や日焼け止めで整える。肌荒れが気になる場合は、部分的にコンシーラで隠す程度に留める。
- ・眉メイク→元の眉毛を活かして薄くパウダーを重ねる程度にすることがポイント。
- ・アイメイク→ビューラーまつ毛を上げ、透明なマスカラを使用することで目力がアップ。
- ・チークメイク→肌なじみの良いピンクやコーラル系の色味のものがおすすめ。
- ・リップメイク→発色が強いものやグロスなどは悪目立ちしてしまうため、避ける。
自分に合う撮影方法で!大学受験写真の撮り方

大学受験写真には、いくつかの撮影方法があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを解説するので、自分に適した方法で撮影を行いましょう。
撮影方法1:写真館で撮影する
1つ目の撮影方法は、写真館を利用する方法です。
写真館を利用した撮影の特徴を解説します。
写真館で大学受験写真を撮るメリットとデメリット
メリット
- 高品質な写真を撮影できる
- 写真規定について分からないことを相談できる
- プロの撮影とレタッチで健康的な仕上がりに
デメリット
- 撮影日時の融通が効きずらい
- 他の方法と比べて費用が掛かる
写真館では大学受験写真に詳しいプロが対応するため、高品質な写真を入手でき、写真規定について分からないことも相談することができます。
一方で、営業時間に行かなければならないため、あらかじめ予定を立てておく必要があり、場合によっては予約が必要です。
また、費用も他の方法と比べて高価な点もデメリットです。
写真館で大学受験写真を撮る相場
| 価格相場 | 主なサービス | |
|---|---|---|
| 証明写真メインの写真館 | 8,000~10,000円 | レタッチ・データ・ヘアメイク |
| チェーン店の写真館 | 5,000~10,000円 | レタッチ・データ |
| 百貨店内の写真館 | 15,000~20,000円 | レタッチ・データ |
証明写真メインの写真館はヘアメイクなどのプランを豊富に取り揃えている点が特徴です。
受験写真向けの身だしなみに整えてくれるため、メイクやヘアセットに自信が無い方におすすめです。
チェーン店の写真館は写真館の中でも比較的安価で撮影できることがポイントです。
レタッチによる修正や写真データの入手も可能ですが、自動的なレタッチが施される場合もあるため、人の手による個々に合わせた仕上がりは期待できません。
百貨店内にある写真館は写真館の中でも高価です。
高価な分、格式高い分格式高い雰囲気の中で高い技術力のサービスを受けることができます。
撮影方法2:証明写真機で撮影する
2つ目の撮影方法は、証明写真機を利用する方法です。
証明写真機を利用した撮影の特徴を解説します。
証明写真機で大学受験写真を撮るメリットとデメリット
メリット
- 数分で撮影からプリントアウトまでできる
- 必要最低限の撮影環境が整っている
- 近場でいつでも撮影可能
デメリット
- 細かい修正などの融通が効かない
- 服装や身だしなみなど自分で注意しなければいけない
証明写真機は、画面の操作方法に従って撮影するだけで、すぐに写真を入手できるスピード感がメリットです。
しかし、細かい画像の修正ができません。
また、あくまで自分で撮影を行うため身だしなみや表情など、印象良く写るための工夫は自分で行う必要があります。
証明写真機で大学受験写真を撮る相場
証明写真機は「600〜1,000円」程度の料金で撮影からプリントまでが可能です。
ただし、証明写真機は機種によって機能が異なるため、機種選びには注意が必要です。
近年は写真データの提出を要求する学校も増えており、共通テストを受ける場合もデータが必要になります。
そのため、データをダウンロードなどで入手できる機種を選ぶと良いでしょう。
撮影方法3:スマホで撮影する
3つ目の撮影方法は、自分でスマホを使用して撮影する方法です。
スマホで撮影する方法の特徴を解説します。
スマホで大学受験写真を撮るメリットとデメリット
メリット
- 時間や場所を気にせず撮影できる
- 無料アプリを使用すれば撮影費用が掛からない
デメリット
- 自分で撮影するため写真規程について理解が必要
- 撮影環境を整える必要がある
- 他の方法と比べて品質が劣る
スマホ撮影は自分の好きなタイミングで撮影でき、無料アプリを使用することで撮影費用を掛けずに撮影することが可能です。
ただし、撮影環境が整っていないため、品質が劣ってしまう点がデメリットです。
また、最低限の撮影環境を整えておかないと、大学受験写真として利用できない写真になってしまう可能性があるため注意が必要です。
スマホで大学受験写真を撮る相場
スマホで撮影する場合は、無料アプリを使用すれば撮影料金が掛からず、プリント料金のみで済みます。
ただし、プリント写真が必要な場合は自分でプリントアウトをする必要があるため、プリントアウト料金は発生します。
近くのコンビニで200円程度でプリントアウトが可能です。
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中学・高校・大学受験写真といえば「スタジオインディ」まとめ
今回は、女子高校生向けに大学受験写真の撮影方法とポイントを解説しました。
推薦型選抜や総合型選抜で受験をする女子にとっては、受験写真は特に大切なものです。
服装や髪型、メイクまで細かく気を配りましょう。
これから大学受験写真の撮影を控えている方は、本記事を参考に規定に合った好印象な写真を撮影してください。
中学・高校・大学受験写真といえば「スタジオインディ」





























